生と死

宇宙を研究する学者たちが 宇宙には 生まれたての星と 死んでしまった星が あるという 人が生まれて成長して死ぬように 星もまた 生まれて成長して死ぬ 私たちが知っている生と死とは 少しだけ違うかもしれないけれど 星も生まれて死ぬ 太陽は45億くらい前に生まれ あと50億年くらいすると死ぬ 地球が死ななくても 太陽が死ねば 人間は生きていられない 138億年前に生まれたという宇宙も あと何百億年かしたら死ぬ もちろん地球も例外ではない 銀河系も例外ではない 地球も銀河系もいつかは死ぬ はじめがあれば 終わりがある 生まれたものは みんな死ぬ   なんだかつまらないので 言い方を変えてみる 生まれたものは 死ぬまでは生きている   そう みんな 生きている いま地球上にいる人は みんな 生きている そして 驚いたことに 太陽は 生きている 宇宙は 生きている